緑内障の原因や眼圧はなぜ上がるの?遺伝はあったり予防はできる?

緑内障と言う言葉は聞いた事が
あると思いますがどんな病気か知っていますか?

私は今まで目の病気だと言う事は知っていたんですが
どうして緑内障になるのか?
どんな状態なのか?治るのか?遺伝するのか?
など詳しく緑内障については知りませんでした。

でも最近身近な人で緑内障と診断されたと
泣きながら教えてくれた人がいました。

まだその人は40代前半の女性で
子供が中学生と高校生の2人の女の子がいます。

このまま何もしないと失明する恐れがあるので
見えなくなったらどうしようと不安がいっぱいの中
お話してくれました。

緑内障はいつ誰がなってもおかしくない病気です。
今大丈夫だからと安心していても
知らない間に進行が進んでいる可能性がある病気です。

早期発見早期治療が緑内障の
進行を抑えるには大事なコトなので
今回は緑内障の事についてまとめてみましたので
よければ見てみてくださいね。

緑内障とは?

緑内障とは簡単に説明すると
目に映ったモノが欠けてみえる事を言います。
そのまま気づかずに放置しておくと
失明する可能性もあります。

日本では約300万人緑内障の方がいて
途中失明原因1位となっています。

若い方でも緑内障になる方もいますが
だいたいは40歳以上で3人に1人は
緑内障だと言われています。

緑内障は片方の目だけモノが欠けて見えていたとしても
もう片方の目が正常であれば
自分に映る景色は正常に見えてしまう為
緑内障と気づけない事が多く
症状が出てきた時には進行がだいぶ進んでいる状態になって事が多いです。

なので日頃から
視力がいきなり落ちた
かすんで見えるなど
何かいつもと違う症状が出できた時は
眼科に行って見てもらう事をおすすめします。

緑内障は目のどこが原因なの?

まずはこの図を見てみてください。
8

ここに書かれている所で
頭の片隅に覚えておいてほしいのが

①網膜
②視神経
③視神経乳頭

この3つです。

まず網膜と視神経の役割は
網膜で光をキャッチして
情報を視神経におくり
網膜で感じた情報を視神経から脳へ送る
という役割をしています。
(網膜⇒視神経⇒脳)

この時に
網膜から視神経へ行く時に
視神経乳頭と言う部分で
折れ曲がりそこから視神経が束になっています。

この折れ曲がった所に
眼内圧力(眼圧)が高くなって圧迫されると
視神経の一部が傷つき死んでしまう事で
脳へ正しい視覚情報が伝わらず
モノが欠けてみえてしまいます。

これが緑内障の仕組みになります。


 

眼内圧力(眼力)はなぜ上がるの?

眼圧って1度は聞いた事ある言葉だと思いますが
目の眼圧調節に関係していると言われているのが
「房水」の分泌、排泄の量だと言われています。

房水とは水晶体と角膜の間にあるのが房水です。
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(青い矢印の部分が房水の流れです)
(写真:スーパー図解 白内障緑内障から)

この房水は目の中に栄養物質を
運ぶ役割もあるんですが
役目が終わるとシュレム官と言う所から排出され
眼圧を調節しています。

この排泄部分が上手くいかないと
目の中に房水が多くなり
眼球が固くなり圧が上がってしまいます。

そして圧が加わると先ほどお話したように
視神経乳頭に傷がつき脳へ正しい情報が
送られなくなってしまうのです。

この排泄が上手くいかない原因は
1つではなくて4つあって

1.原発閉塞遇角緑内障
 (げんぱつへいそくぐうかくりょくないしょう)
2.原発開放遇角緑内障
 (げんぱつかいほうぐうかつりょくないしょう)
3.続発緑内障
4.発達緑内障

の4タイプにわかれています。


それでは1つづつ見ていきたいと思います。

1.原発閉塞遇角緑内障とは?

房水が外にでる為に使う道
シュレム官の近くがなんらかの原因で
房水が通る道が塞がれ外へ出れなくなる事を
原発閉塞遇角緑内障と言います。
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(写真:日本眼科学会 http://www.nichigan.or.jp/)

主な原因は
・長時間の下向き姿勢
・興奮した時
・目の酷使
・不眠
・過労
・過度のストレス
などで起きたりします。

症状としては
・目の激痛
・目のかすみ
・視力低下
・頭痛
・吐き気
などがあります。

原発閉塞遇角緑内障は普段なんでもなかったのに
いきなり眼圧が急上昇し
発作から48時間以内に処置をしなければ
失明する恐れもあると言われています。

2.原発開放遇角緑内障とは?

房水が外にでる為に使う道
シュレム官の近くにある
「繊維柱帯」が目詰まりを起こし
房水が排出されにくくなり眼圧が上がる事を
原発開放遇角緑内障と言います。
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(写真:日本眼科学会 http://www.nichigan.or.jp/)

この原発開放遇角緑内障は
緑内障の中でも全体の6割を占めていて
だんだん増えてきています。

この症状になりやすい人は
・遺伝
・40~50代の近視の人
・糖尿病の人

に多いとされ急に症状が出るわけではなく
5年10年と少しづつ進行していき
症状が眼精疲労や頭痛くらいなので
気づくのが遅れるケースが多いです。

3.続発緑内障とは?

続発緑内障の原因は
スポーツや事故などで強くぶつけてしまい
房水の流れがスムーズに行かず眼圧が上がったり

糖尿病などの病気でも房水の道が塞がり
上手く排出できず眼圧が上がる場合もあります。

この場合は原因を除いてあげれば
治るケースが多いと言われています。

4.発達緑内障とは?

発達緑内障とはシュレム官の近くにある
遇角(ぐうかく)と言う所が未発達のため
房水が上手く流れず眼圧が高くなります。

この発達緑内障は先天性と後天性があり
先天性では生まれつきなので
赤ちゃんは自分の症状を伝える事ができないので

光を嫌ったり目を閉じて涙を流したり
目がピクピクと痙攣していないかなどを見て
少し不安があるなぁ~と感じたら
病院へ相談した方が良いと思います。

後天性は10代~20代でわかる事もあります。
普段から急激な視力低下や目の疲れなどを
見逃さずに観察する事が大事になります。

緑内障はどう治療していくの?

レーザーを用いた手術をする時もありますが
初めに点眼薬で様子をみていきます。

目薬も3段階あり
最初に房水の産生を抑える目薬を使います。
そしてそれでも眼圧が上がるようであれば
房水が良く流れるように働きかける目薬を使います。

さいごにそれでも症状が改善しないのであれば
房水の産生を抑える目薬と
房水が良く流れるように働きかける目薬

両方を使って様子をみます。

緑内障は予防できるの?

100%予防できます!とは言えないのが
病気なので気をつける事としては
遺伝も関係ありますがその他では
生活習慣の見直しや
ストレスをあまり溜めないように
ストレス発散できる空間を作る事が大事です。

あとは目が疲れないように定期的に休み
パソコンやスマホを見過ぎないように
気をつけていきましょう。

そして定期的に
1年に1回でも良いので
眼底、眼圧、視野の検査を受ける事をおすすめします。

あとは家で検査する方法として
片方の目を手で隠して片目でモノを見てみると良いですよ。
それだけでも早期発見に繋がります。

さいごに

少しだけ緑内障の事を知っていただく事ができましたか?
どの病気でもそうですが
病気になった本人はとても不安の中にいるので
周りにいる方が心の支えになって
色々お話しを聞いて少しでも安心してもらえる
環境をつくっていきましょうね(^-^)